
※衣装協力:AHKAH、Language、OVER RIDE
こんにちは。押切もえです。
3月を迎えて、今月末には桜の便りも届く季節になりました。
みなさんは、今年のお花見、誰とどこへ行かれますか?
さて、第6回目は、春にぴったりの「ロゼワイン」がテーマです。
気軽に飲めて、淡いピンクからエレガントなローズ色まで、さまざまなピンクのバリエーションが場に華やかさを与えてくれるロゼは、いま、世界でも人気が急上昇中だそうです。
それもそのはず、赤ワインのコクと白ワインの爽やかな酸味、その両方をバランスよく持ち合わせたロゼは、どんな料理にも合わせやすく、しかもリーズナブル。その上、お日さまがあるうちから飲んでも罪深くない、おしゃれさがあるんですから(笑)。
それに、「ロゼ=甘口」って思っている人も多いと思いますが、今回テイスティングしたロゼはどれも辛口で、男性にも十分飲みごたえのあるおいしさ。
つまりロゼって、実はとってもフレキシブルなワインなのです。
そんなロゼの楽しみ方、そしてお料理とのマリアージュを、先生にたっぷり教えていただきます!

今日は、春にぴったりのワインということで、最近、私もとっても気になっているロゼワインについて教えていただきたいと思います。先生、よろしくお願いします。
わかりました。美しいピンクの色合いが女性に人気のロゼワインですが、実は男性ファンも多いんですよ。それに、飲みやすい分、合わせる料理の幅も広いですし、製法もいろいろあって、知れば知るほど奥深い。そんなロゼの楽しみ方を、もえちゃんにも一緒に考えてもらおうと思います。
はい!
まず、簡単に造り方からお話しましょう。ロゼワインの製法は基本的に4種類あります。
1つ目は、黒ブドウをゆっくり搾っていって、ほんのり色が出たところで搾汁を止め、その果汁を発酵させて造る、いわゆる“白ワイン的造り方” 。これを「プレスラージュ・ディレクト(直接圧搾法)」といいます。
この製法で造られたワインには、アメリカ・カリフォルニアのジンファンデルというブドウ品種で造った「ホワイト・ジンファンデル」や、フランス・ロワール地方の有名な「ロゼ・ダンジュ」があります。
2つ目は、「ショート・マセレーション(短期漬込み法)」といって、黒ブドウを軽く搾った後、ブドウの皮も一緒に漬け込む方法。長くても2~3日ですが、漬け込むことでほどよいピンク色になります。これは“赤ワイン的造り方”ですね。
果皮も一緒に漬け込むということは、渋みや苦みも出てくるんですか?
そうですね。それほど強くはありませんが、果皮に含まれるタンニンが溶け込みますので、赤ワインのニュアンスも当然入ります。ロゼファンに人気の高い南フランスの「プロヴァンス・ロゼ」や、フランス・コート・ドュ・ローヌの「タヴェル・ロゼ」も、この製法で造られています。
「プロヴァンス・ロゼ」なんて、素敵な響きですね。
これはブイヤベースにものすごく合いますよ! それからもうひとつ、“赤ワイン的造り方”の「セニエ(血抜き法)」があります。
血抜きなんて、物騒な名前ですが、赤ワインを造る過程で、赤ワインの果汁を少しだけ抜いて発酵させて造るので、そう呼ばれているんです。これが3番目。
へえ、ということは、赤ワインメーカーならどこでもおいしいロゼワインを造ることができるっていうことですね。
その通りです。そして最後、4番目が、発酵前の破砕した白ブドウと黒ブドウを一緒に醸造する「ロートリング(混醸法)」です。これはドイツでよく用いられる製法ですね。
なるほど、産地によっていろんなやり方があるんですね。この製法とロゼの色合いには共通点があるんですか?
一概に製法と色合いを結び付けるのは難しいですね。ブドウ品種にもよりますし、産地が南か北かにもよりますから。
ただ、ヤマウズラ(ジビエ)の目、バラ色、オレンジ色、サーモン色、淡いバラ色、玉ねぎの皮の色と、同じロゼでも色のバリエーションがある中で、やはり濃い色の方が、より果皮のタンニンが含まれる分、赤ワインに近い味わいになりますし、淡くなれば、それだけ酸味があって白ワインに近い味わいになると覚えておくといいですよ。
それにしても、ロゼには本当にいろんなピンク色があるんですね。ピンクは大好きな色なので、それだけでもうっとりとしてしまうんですが、きれいなピンク色が引き立つのは、夜より昼、照明の下より太陽の下っていう気がします。 日本ではもうすぐ桜の季節になりますが、明るい陽の下で桜のピンクを眺めながら桜色のロゼで乾杯!・・・なんて、想像するだけでワクワクしてきますね。今年のお花見は絶対ロゼを持って行こうって思います(笑)。
僕も花見にはロゼと決めているんですが、「お花見ロゼ」は本当におすすめですよ。お花見弁当とロゼワインとイチゴ。この組み合わせが実にいいんです(笑)。 もちろんお花見だけでなく、カフェやテラスなど、お酒の雰囲気ではないカジュアルな場所でも絵になるのがロゼのいいところ。
それ、いいですね! 「カフェロゼ」と名付けましょうか(笑)。海沿いの、爽やかな風が吹いているカフェのテラスなんかで、気軽に飲むのもおしゃれですよね。
おっしゃる通り、実際にNYやイタリアのカフェでも、スパークリング・ロゼを含めて、ロゼを楽しむ人が増えていますが、ロゼは世界的にも人気が高まっていて、イギリスでは10年前の約10倍、フランスのハイパーマーケットでは実にワイン全体の24%までロゼのシェアが伸びているそうです。
そのフランスのニースやカンヌなど、高級リゾート地では、夏になるとクルーザーを沖に停泊させて船のデッキでワインを楽しむ人たちの姿が見られますが、爽やかな季節にキリッと冷えたロゼは最高においしいですよ。
「クルージングロゼ」!! それはぜひとも体験してみたいです♪
いずれにしても、赤や白とは違う、シーンを楽しむためのひとつのツールとして、ロゼワインを楽しんでもらえるといいと思いますね。
そうですね。女の子同士のパーティだったら、1杯目はロゼで乾杯したいなって思います。華やかな雰囲気も手伝って、場が一気に盛り上がりそう!